ジャスティス砂漠・・その辺境を転がる空っぽの樽から聞こえる怪しげな・・・・
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申し訳ないくらい唐突。
題名と関係ないけど、「あの男」の一人称が、「私」から「僕」に変わったのが気になるといっていましたが、ソルに対して「お前」といっていたのが「君」に変わっていました。 二人称まで変わるの!? あからさまに外見に合わせて変えたんでしょうが、それこそ・・・旧知の仲の相手にする必要のあることなのか? 変わったのは外見だけでなく、精神年齢の方も・ということでしょうか? それにしても無理あるよね。
題名と関係ないけど、「あの男」の一人称が、「私」から「僕」に変わったのが気になるといっていましたが、ソルに対して「お前」といっていたのが「君」に変わっていました。 二人称まで変わるの!? あからさまに外見に合わせて変えたんでしょうが、それこそ・・・旧知の仲の相手にする必要のあることなのか? 変わったのは外見だけでなく、精神年齢の方も・ということでしょうか? それにしても無理あるよね。
「お前が・・・・諦めた結果・・・とは思わないか?」
目深に被ったフードは、ただでさえ薄暗いその異空間において、顔の殆どに影を落とし、口元すら見えない。 ただその口調には微かな悔恨が滲み、
「ん・・・だと・・・!」
唸るように言葉を吐き出したソルの殺気に、目の前の男はさして動じた様子も見せずに、
「あの結末は・・・あの時お前が諦めたからだ。ことの始まりが、私が縒り合わせた糸を一端としていたことだとしても・・・」
男はそういって自分の前で、祈るように指を組み合わせた。 ゆるく握られたそれに目を落とした男は言葉を続ける。
「彼女は諦めなかった・・・・だから、あの時私と共に来ることを選んだ。私の言葉に、この手を取った・・・」
指を解き、触れた熱を思い出すように右手を見つめる男の言葉に、ソルは何もいわずに腕に炎を纏わせると、その腕を男めがけて突き出した。 だが、それは男の眼前で光の幕に遮られ、熱すら届かない。 それどころか、ソルの体を弾き飛ばした。 短く呻いて態勢を崩したソルは、男と距離を取り直すと、武器を構えながら睨みつけた。 その視線を受けて、男は微かに首を傾げながら、
「憎しみがお前を強くする・・・まだ足りないくらいだ、もっと私を憎み・・・力を手に入れろ」
「殺す!!」
「出来るものなら・・・いつでも・・・吼えるのは簡単だ」
ソルが振り下ろした封炎剣は、先程の拳同様光の幕によって弾かれる。 男は何事もなかったかのように、服の裾を翻し、その場から掻き消えた。
最重要、かつ危険度も最高ランクの実験動物に逃げられ、コントロールできない危険物は兵器転用(名目と掲げられないまでも、上層部ではその方向も視野に入れられていた)不可と見切りをつけられるだろう・と考えれば、自分の身がいかに危ういかは理解するのに時間はかからない。 研究の存在が公になることは一番に回避すべきことで、さらには技術情報が外に漏れることも許されない。 ならば、研究に携わった者達の末路は決まっている。
「逃げよう、私は君を連れても逃げ切れる」
恋人を、実験動物へと変えた男の申し出を、あっさり受け入れることなど出来ないのは普通だろう。 それでも、彼女を手中に納めれば、彼をコントロールすることは容易い。
「生きていれば・・・また彼に会える」
このまま残ることの意味をあえて口にはしていない、だが聡明な彼女ならすでに理解はしているだろう。 それだけの事をして逃げ出してくれたのだから。
自分のやや細くも武骨な手に白い小さな手が重ねられ、壊れたりしないように・とゆるく握り締め、その手を引いて歩き出した。
・・・・ん、まぁ・・・・なんだ。 ずっと以前からちょいちょい考えてたことではあるんだけどね、妄想甚だしいから我慢してたんだ。 しとけっつーの、もうちょっと自重しろっつーの。OTL アリアはあの男について行ったイメージがあるので、そんな感じ。決して男アリではなくてですね。(いちいち断るな)
ソルが逃げたのって一人だと思うんですよね、あの段階ではあの男が此処までのことをすると思っていなかったので、自分がアリアの前からいなくなれば、アリアは別の幸せ探して生きてくれるかな・と思っていたんじゃないかと。 それが・・・・まぁ、諦め?
別にソル責めてません、おいていってくれなかったらジャスティス生まれなかったので。 ありがとう・というのも不謹慎なので、そういうこといいませんが。
アリアがギアになったことが本位だったのかどうかは、此処ではいいません。
目深に被ったフードは、ただでさえ薄暗いその異空間において、顔の殆どに影を落とし、口元すら見えない。 ただその口調には微かな悔恨が滲み、
「ん・・・だと・・・!」
唸るように言葉を吐き出したソルの殺気に、目の前の男はさして動じた様子も見せずに、
「あの結末は・・・あの時お前が諦めたからだ。ことの始まりが、私が縒り合わせた糸を一端としていたことだとしても・・・」
男はそういって自分の前で、祈るように指を組み合わせた。 ゆるく握られたそれに目を落とした男は言葉を続ける。
「彼女は諦めなかった・・・・だから、あの時私と共に来ることを選んだ。私の言葉に、この手を取った・・・」
指を解き、触れた熱を思い出すように右手を見つめる男の言葉に、ソルは何もいわずに腕に炎を纏わせると、その腕を男めがけて突き出した。 だが、それは男の眼前で光の幕に遮られ、熱すら届かない。 それどころか、ソルの体を弾き飛ばした。 短く呻いて態勢を崩したソルは、男と距離を取り直すと、武器を構えながら睨みつけた。 その視線を受けて、男は微かに首を傾げながら、
「憎しみがお前を強くする・・・まだ足りないくらいだ、もっと私を憎み・・・力を手に入れろ」
「殺す!!」
「出来るものなら・・・いつでも・・・吼えるのは簡単だ」
ソルが振り下ろした封炎剣は、先程の拳同様光の幕によって弾かれる。 男は何事もなかったかのように、服の裾を翻し、その場から掻き消えた。
最重要、かつ危険度も最高ランクの実験動物に逃げられ、コントロールできない危険物は兵器転用(名目と掲げられないまでも、上層部ではその方向も視野に入れられていた)不可と見切りをつけられるだろう・と考えれば、自分の身がいかに危ういかは理解するのに時間はかからない。 研究の存在が公になることは一番に回避すべきことで、さらには技術情報が外に漏れることも許されない。 ならば、研究に携わった者達の末路は決まっている。
「逃げよう、私は君を連れても逃げ切れる」
恋人を、実験動物へと変えた男の申し出を、あっさり受け入れることなど出来ないのは普通だろう。 それでも、彼女を手中に納めれば、彼をコントロールすることは容易い。
「生きていれば・・・また彼に会える」
このまま残ることの意味をあえて口にはしていない、だが聡明な彼女ならすでに理解はしているだろう。 それだけの事をして逃げ出してくれたのだから。
自分のやや細くも武骨な手に白い小さな手が重ねられ、壊れたりしないように・とゆるく握り締め、その手を引いて歩き出した。
・・・・ん、まぁ・・・・なんだ。 ずっと以前からちょいちょい考えてたことではあるんだけどね、妄想甚だしいから我慢してたんだ。 しとけっつーの、もうちょっと自重しろっつーの。OTL アリアはあの男について行ったイメージがあるので、そんな感じ。
ソルが逃げたのって一人だと思うんですよね、あの段階ではあの男が此処までのことをすると思っていなかったので、自分がアリアの前からいなくなれば、アリアは別の幸せ探して生きてくれるかな・と思っていたんじゃないかと。 それが・・・・まぁ、諦め?
別にソル責めてません、おいていってくれなかったらジャスティス生まれなかったので。 ありがとう・というのも不謹慎なので、そういうこといいませんが。
アリアがギアになったことが本位だったのかどうかは、此処ではいいません。
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