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ジャスティス砂漠・・その辺境を転がる空っぽの樽から聞こえる怪しげな・・・・
2024/04
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 なんか唐突に書きたくなったんですが、どうしてもこう・・・・既存のキャラクターにそれをいわせるとカップリング以外の何者でもないので、そういうことを書きたいんじゃないだということで、うちの子がいいます。 それはそれで痛々しいが、仕方がないと腹くくります。

 じっと注視するのはその指先。
「どうかしたのか?」
 視線に気づき、読んでいた新聞から微かに顔を上げ、一瞥をくれる主にゆるゆると首を振って見せると、何か言いたそうな目をしていたが、また新聞へと戻っていった。

 切っ先鋭い指先だった。 その指で軽く掻いただけで人の首は赤々と血を撒いた。 そんな指。 自分の意思である程度の形を変えられるらしいその指は、いつも壊したり傷つけたりしやすい形をとっていた。 大きな手だって、それに見合う以上に力強く、ジャスティスは生物である前に兵器なのだと思い出させる。
 そんな指がゆっくりと新聞をめくる。 本の薄いページもめくる。 傷つけないようにと指の形を僅かに変え、娘の髪に触れ、額を撫で、愛おしむ。
 指だけではない、立ち上がる時の尻尾の払うような動きを見ていたり、移動する時の靡く髪を見ていたり。 宙に腰掛けるように据わる時の足を組む様をじっと見る。 普段は浮いているが、時折地面に降りた時、少しその感触を確かめるように爪先を捻るところとか。
 相手の攻撃を腕で弾き、追い討ちをかけて顔を起点に放たれる法術。 真っ赤な閃光を放つ時、ジャスティスはどんな顔をしているのか、気になって見たことは何度もあるが、見えたことは一度もない。

 一つ一つの所作を漏らさぬ様にじっと見ながら、はぁ・・・・と溜め息をつく。 観察と呼ぶのは正しくない、無意識に目が追い、たまたま入ってきた情報で、そしてそれは蓄積されただけだ。 忘れるなんてもったいなさ過ぎる。 自分にとって、それは数少ない価値あるものなのだ。

「だから、なんだ」
「今日もジャスティスはうるわしいなって」
「お前、言葉の意味を理解していっているのか?」
「うるわしいってほめ言葉でしょ?」
 その返事に、ほめる言葉として認識しているが言葉の意味自体は判っていないことを酌んだジャスティスは、新聞をたたみながら、意味を教えても、たぶん変わらずこれはそれを自分に向かって言い、自分を呆れさせることが容易に想像できた。 ジャスティスにとってはまったく理解できない感覚だが、そういう奴なのだとジャスティスは理解していた。


 書いてるうちに書きたいことがどっかいったけど、要は・・・・・ジャスティスをただひたすら眺めていたい・・・。 好きな人の一挙一動をじっと見ていたいんです。 なんか想像しただけでドキドキする。(*艸)
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無題
ヴィーに共感回ですねー。
地面に降りるときの下りが好きです。

そういえばMUGENのビュアーで、これでインペリアル中の顔が見られる、と思ったんですけど
凄く首を振っててあまり見られませんでした。
きっとまるで表情を変えないんだろうけど。
好きです、ジャスティス。
ヒトツバシ 2010/05/01(Sat)23:14:40 編集
お返事遅れてすいません
共感というお言葉うれしいです! 妄想甚だしいのに。あっはっは。すいません。

 聖戦時のギア羨まし過ぎる!ジャスティスの近くでジャスティス見放題とか!! という思いの丈を書きました。
 あと、なんか指のくだりからネタ考え始めたんですが、指ってセクシー!という・・・あい、すいません。
 表情汲みづらいお顔ですが、無表情なんだろうなと思います。 感情的なイメージないのに、でも感情的な面を見た覚えがあるのは、ソルに対しては感情を見せていたからでしょうか。 くそう・・・ソルめ腹立つ。

好きです、ジャスティス。
【2010/05/07 10:10】
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