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「俺は―」といったのだから、あまり以前の名前で呼ばれたくないんだと思ってたんだけどな。 ギアにした張本人だからこそ、人だった時、友人だった時の名前で呼ばれるのが嫌なんだろうか?
ジャスティスは、素体の時の名前ではもう呼ばれたくない・っていうのだと萌える。 初代カイエンディングのジャスティスの「自分を否定するわけにはいかない」(大雑把にこんな意味だった)という台詞に、ディズィーへの愛を感じた。 ギアとして生まれるしか選択肢がなかった、ギアじゃない時がなかったディズィーと、素体ありきのギアはやっぱり違うんだよ。 ギアを使ったジャスティスはギア否定できないんだよ。 とか妄想。 母娘萌。(結論)
なんか自重しなくなったので。 注意をば。 とりあえず・・・・ジャスティスはディズィーしか眼中にないです。 これが根底にあります。
「なんで・・・」
む・と唸ったジャスティスは、その独り言を皆までいわずに飲み込み、持っていた新聞にもう一度目を落とした。 今は周りには誰もいない、いなくて良かった・と内心でごちながら、ジャスティスはゆるく首を振った。
「珍しいな、お前の機嫌が悪いなんて」
「そうか?」
そういうものの、ジャスティスの言葉には微かな険があり、その珍しい態度にソルは気付かれないように苦笑いを浮かべた。
「どうした?なんか嫌な記事でも載ってたか?」
ジャスティスの膝に置かれた新聞に目を向けてそういうソル。 いわれたジャスティスは、膝の上の新聞に左手を乗せると、指でぱらぱらとページを捲りながら、
「これは関係ない・・・・機嫌も悪くない」
「そうかよ」
ソルは小さな声と共に立ち上がると、台所で勝手にコーヒーを入れ、それを持ってちゃぶ台の傍に戻ってきた。 どっかりと腰を下ろしたソルに、その動きを目だけで追っていたジャスティスは、
「ソル・・・」
と呼びかけ、ん?と返事をしたソルに、何かいおうとしているのか、目を逸らせたり合わせたりと落ち着かない様子を見せる。 ますますもって珍しいその様子に、ソルは微かに眉を顰めながら、
「なんだ?」
と促すと、ジャスティスは小さな溜め息を一つついてから、
「お前は・・・前の名で呼ばれることをどう思っているのだ?」
「あ?」
予期せぬ問いに、ソルがそう声を上げると、ジャスティスは目を見張り、しまった・とでもいうような色を浮かべて、
「なんでもない、忘れろ」
ごまかすように手を振ってそういうと、ジャスティスは新聞をがさがさと広げた。 が、ソルはその新聞を掴むと、ジャスティスから取り上げ、
「随分と突然な質問だな」
「・・・・忘れてくれ」
「無理だ、なんでそんなことを聞く?」
「聞かなかったことにしてくれ」
「出来ない」
「ッ―――!」
押し問答のようなことを続けていたが、逸らされないソルの目に押され、
「私は・・・・“呼ばなかった”んだからな」
と、短くいった。 いわれたソルは一瞬何のことをいっているのか判らないようだったが、完全に自分から目を逸らしたジャスティスを見て、微かに口角が緩む。
「・・・あの人は判る・判るが、・・・・それなのになんであのギアまでお前を・・・知っているというだけで、だ。・・・私は呼ばなかったのに・・」
「呼べば良いじゃねぇか、呼びたいなら」
お前に呼ばれるなら悪かねぇ・と内心思いながらいったソルだったが、
「呼びたくない」
というジャスティスの返答に、機嫌が一気に悪くなった。 目を逸らしたままのジャスティスは気付かないようだったが。
「ギアである私にはもうあの時の名は・・・、呼びたくない・・・呼ばれたくない」
ジャスティスの最後の言葉に、ソルの眉間の皺が少し薄くなった。 が、ちゃぶ台に片肘ついてジャスティスに向ける目は、機嫌が良いようには見えない。
「あぁ!」
苛立たしげな様子でジャスティスはそう声を上げると、額に手を当てた。 ソルの視線を手で遮りながら、
「勘違いするな、呼びたいわけじゃない、そういった未練は一切ないからな!」
「そこまで強くいわなくても良いだろうが・・・」
呻くソルだったが、ジャスティスは首を振り、
「私には大事なことだ」
「あぁそうかよ」
「お前が選んだ名を呼べれば十分だし、それ以上は・・・生きていてくれれば重畳」
だな・と自分の言葉を確認するように呟いたジャスティス。 ソルはコーヒーを啜るようにマグに口をつけたものの、そのまま固まった手は喉へとコーヒーを注ぐことはしない。 飲むというよりは口元を隠したかった。
「今回の一件、お前が無事でよかった」
さらりというジャスティスに、ソルはあぁ・と短く答えただけだった。
「ところで・・・・ディズィーのことなんだが・・・」
「努力はしてる」
ソルの言葉に、ジャスティスはあぁ・と頷きながらも、沈んだ様子で、自分の掌に目を落とした。 ゆるく握り締めながら、
「ディズィー・・・私の娘ということがあの子を不幸にする・・・・」
さらには孫にまで危険が及び、ジャスティスの心労はたまるばかりといったところか。 娘の状況も決して好転したとはいえない。
「娘には未練たっぷりといった感じだが・・・」
「当たり前だろう、娘だ」
「・・・・結局娘の方が上かよ!!」
「上?」
首を傾げたジャスティスに、ソルはそれ以上何もいわなかった。
ジャスティスのデレは、持ち上げて落とす感じですね。 デレ来たー!って喜ぶのは一瞬・みたいな。 娘との格差を噛み締めろ・みたいな。 時系列的にはGG2終了後・・・かな。 孫はアパートには来ない、喋り方とか判らないからかけないし、絡ませづらい。
うちのジャスティスさんの鈍い・・的なところは、「兵器であるギアの自分が好き」とかいうのは頭がおかしいと思っているから。(ヴィーはしっかりと頭がおかしいと思われています、当人も判ってて放置してる) 今更自分が誰かの好意を受ける対象になるはずがない・という確固たる自信の下、相手の行為をそういった意味では全く受け取らない・という・・・・・鈍感なんじゃない、好かれるはずがないって思ってるだけなんだ! っていう感じです。
ソルに対しては・・・・「もう大人だし、自分で幸せになれるよね」って感じですかね。 幸せになって欲しいな・とは思うけど、その形は自分では口出ししない。 幸せになって欲しい・すら出す気もない。
ディズィーは・・・望む望まずに関わらず、生んで放置という形になり、親として何も出来てないことに負い目があるのでゴニョゴニョ。
「私を忘れないで」という人よりは「忘れていきて」という方がタイプです。
ほら、樽は頭がおかしいから。(ぉぃ) 他のジャスティスファンの方はもうそれは純粋な方ばかりなので、頭がおかしいのは邪念塗れの樽だけですよ?ヽ(´ν`*)ノホホホ