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相変わらず祝ってないSS。 ソルとジャスティスだけど、全くカップリングじゃねぇ。
え?絵?絵はない! ・・・すいませn。
短く一言。
「付き合え」
その短さは、何を・と問う間もなかった。
あぁ・という溜め息のような呻きを漏らし、ジャスティスは額に手を当てたまま項垂れていた。 ごつごつとした岩場に腰掛けて、墨のような空の下、ジャスティスの指は苛々とした様子で、置かれた自分の膝を叩いていた。
「去年のようなことはもうないだろうとは思っているが・・・」
そうはいうものの沈んだ様子は変わらず、表情を翳らせるものは晴れないらしい。 いまだ漏れる呻きは苦々しげだ。
「逃げるしか出来ないのか」
両手で顔を覆って嘆くジャスティス。
「これ解決になるのか?」
そんなジャスティスにかけられるぶっきらぼうな声。 ジャスティスは声の主の方へとゆっくりと顔を向けると、半眼で睨んだ。 だが、言い返さないのは多少なりとも自覚しているからか。
「わざわざこんなところまで逃げやがって・・・・」
「仕方あるまい、北極も南極も考えたし・・・行きはしたのだが、地上にいる限りは来られそうな気がして・・な」
足下の石をガリと踏み潰しながら、ジャスティスは額を掻いた。 どこか恥ずかしさをごまかしているようにも見える。
月面の吹きっ晒しで、ジャスティスは睨むソルから顔を背けた。 ジャスティスは生身(といって良いかどうか判らないが)でも平然といるが、ソルは一応法術で大気を整えた空間内にいた。 ギアというのが何処まで過酷な状況に耐えられるか判らないが、とりあえずそれを実験する時ではないと、ジャスティスが即席で組んだ。 体のあちこちに傷が見え、ソルはひどく機嫌が悪かった。
「いきなり人にイグゼレイザーかましやがって・・・・!」
「その方が早い」
こうひゅうっと・といいながら、顔の前を横切るように空に指を走らせるジャスティスに、ソルはこめかみを引きつらせた。
「爆発まではしなかったぞ、その前の段階でも死ななそうなのはお前くらいだし。それに月まで着いて来なくとも良いといったろう?宇宙に出れれば一人で此処までは来られるし」
「お前は人を大気圏に突き落とすってか?」
「地球に戻る為の手助けとしてまず私が出来るとしたら、そちらの方に押してやることくらいだろう?」
「弾かれるか燃え尽きるかだろうが・・・!」
どっちを選んでも死しかない二択、誰かの見えない起き攻めのようだ。
「ギアの強度ならあるいはいけるやも知れんぞ、私は戻ってこられるし」
ジャスティスの言葉に、苦虫を噛み潰したような顔のソル。 ジャスティスは尻尾を揺らしながら、沈んでいた先刻までよりは少し明るい声で、
「帰って良いというのに、人の尻尾を離さんで此処まで来て、人が作った法術内で傷が癒えるのを待って。文句が多い」
「・・・・どうせ今日一日逃げ回ったところで、明日ディズィーと顔を合わせて『昨日は誕生日おめでとう』といわれたら全く意味ねぇじゃねぇか!」
ソルの怒鳴るような声に、ジャスティスはビクリと肩を震わせた・・・というよりはいっている内容にか。 少し落ち着かなさげに尻尾の先を揺らすジャスティスに、ソルは更に言葉を続ける。
「解決になってねぇって判ってるだろうが。第一贅沢いうな!」
「判ってるわそんなこと!」
目下の悩みから話が逸れ、少し回復していたジャスティスの機嫌はまた落ちた。 額に手を当て、項垂れたジャスティスをソルは呆れたように見ながら、
「去年はあれだけグチグチ嫌がったんだ、『おめでとう』の一言で済ましてくれるだろう」
「祝われて良いはずはない・・・・というか祝ってはいけない日だ・・・聖戦開戦を祝うようなもの・・・」
「親の誕生日だ、たまたまそれが良くない日に重なったようなものだろう」
「たまたまではない・・・」
「そんなに嫌か」
「嫌だ・・・が、あの子が祝ってくれるなら私はきっとそれを嬉しいと思う」
沈むジャスティスに、ったく・とソルは小さく呻くと、
「まぁ、こんなもんで気が済むっていうなら今日一日は付き合ってやる」
ソルの言葉にジャスティスはそろそろとソルの方を見ると、
「すまん」
とだけいった。
ジャスティスの誕生日に二人っきりなのに、何も甘酸っぱくもない! それが樽クオリティ!! ソルはおめでとうとかいわんし、いう気もないし、ジャスティスもいって欲しくないから何もいわんし! そんな二人でお送りします。
このあと、ジャスティスに雲の上くらいに転移された後、抱っこされて帰還・・・・が一番死なないかな? それで、誕生日にジャスティスと二人っきりだったのがディズィーの逆鱗に触れて、「ネクロ怒った場合」を喰らって棺桶状態にされた後、そのままマリアナ海溝に棺ごと捨て!!!みたいな。 高いところから深いところまで、二日の間に忙しい男ですよ、ソル。
樽は十二分にジャスティスの誕生日を祝う気あるんですけどねー。 なんか祝っても良いのかな?と思うとこうなるんですよねー。 来年はどうなるんだろう。 普通に母娘で書くんですかねー。
言葉通り二人きりだね、ソル。
ディズィーは、浮力を羽根に頼ってるようではまだ大気圏突破は難しいでしょうね。
でも標高5000mに居ても来るだろうな、あの娘は。
ソルさんy軸大移動お疲れさまです。
ジャスティス生誕おめでとうございます。
ジャスティス臣下のものがジャスティス生誕を感謝して供物を捧げる日ですよね? え ちがう?
空き樽さんと私の組ませた相手がかぶらなかった上にどっちも当人が祝ってないのも面白いです。
そういうキャラなんですね、ジャスティス。
その分私らが祝う!
ジャスティス愛してうー!
ディズィーは転移とかも出来ないイメージですね、でも世界最高峰とかなら平気で来そうです。 月に行くだけなら友人のブリジットの力を借りて・・・とか考えましたが、それはカオスなんで、深く考えないことにしました。
強制というか巻き込まれ的なY軸移動、ジャスティスと二人っきりだったんだから良いじゃん! だめか!
ちょっぴりこっそりと出していきたい、ジャスティス絡みだとちょっぴり黒いディズィ・・・・。(ゴニョゴニョ
ジャスティスのお誕生日ーおーめーでーとーうー! 祝えといわれても、祝うなといわれても、祝います!!! 生まれてくれて有難う!!(実際はまだなんですけどね) 捧げます捧げます供物!具体的に言うとアークさんがジャスティスゲームに出してくれたらお金がいきます!そのお金を糧に続編作って完結させてくれ!!(>人<;)
なんというか・・・三人とも、示し合わせたようにかぶらないのがすごいですよねぇ。 これは来年も・・・と思わなくもない。www
ソルは祝わないだろうな・というイメージが強くてー。 テスタメントも多分祝わないですよね、ディズィーに付き合いはしそうですが。 祝われているジャスティスが想像つかないとも・・・・いうかな?
いえす! 私達で祝いましょうとも!! ジャスティス愛してうー!